シンガポールのホテルを未明に出て、香港に移りました。風邪は急速に良くなって来ており、香港への着陸時も何とか耳の調子を無事に維持することが出来ました。しかし油断は禁物。引き続き気を付けてまいります。

さて、香港はいつぶりだろう?二年ぶりかな?まだ着いたばかりで観察が足りてませんが、香港もグローバル化というか、他地域との同化傾向が強まっているように見えます。物流と情報のグローバルな共有化が進み、スマホアプリなどを通したグローバルサービスの普及も進む中、この傾向は世界的に止まらないのでしょうか。

シンガポールで会った機関投資家は(そのトップであれ担当者であれ)、ほぼ全員が日本人でした。エレベーターの中で現地のベンチャー企業で働く日本人からも声を掛けられ、その人とも急遽ミーティングを持ちました。一方香港で会う機関投資家の人たちは(トップであれ担当者であれ)日米英中混ざっている感じです。香港の方がやはり英領時代だった名残りからインターナショナルな色合いがやや強く、一方シンガポールは大正時代からも多くの日本人が「やることないからシンガポール行ってみるか」みたいなノリがあったようなので、どこかしら日本との親和性がやや強いのでしょうか?

香港は今から25年ほど前、前職ゴールドマンサックスで、香港の責任者のアメリカからの赴任が遅れ、私が半年から一年程度責任者を兼務というか共同責任者のようなことをしたことがあります。その為その頃は、毎月一回は香港に来ました。あの頃はハンドオーバー(英国主権の返還)の前で、雰囲気もどこか今と違いました。私も若かったしなぁ。

香港は、大国や歴史の狭間で、それらに強い影響を受けて、変わってしまった部分と、変わらずに維持してきた部分とがあると感じます。変わらない部分を探すのがやはり楽しいですかね。香港は二日間のみで、東京に帰ります!