初心者でもわかりやすい金融用語集

額面金額

額面金額とは、 債券 債券債券とは、政府や企業が資金を調達するために発行する借金の証書です。債券を購入することで、投資家は債券発行者から将来的に元本と利息を受け取る権利を得ます。 債券には様々な種類があり、国が発行する国債、... 株式 株式株式とは、企業が資金を調達するために発行する証券の一種であり、これを購入することで投資家はその企業の所有権の一部を持つことになります。株式を保有することで、投資家は企業の利益の一部を配当として受け取る... などの 有価証券 有価証券有価証券は、所有者に対して一定の権利を与えるもので、例えば株式の場合は会社の権利の一部を、債券の場合は将来的に金銭を返済する権利を表します。... に記載されている金額のことです。債券の場合は償還時に支払われる金額を、株式の場合は1株あたりの金額を示します。

多くの場合債券の額面金額のことを指し、それぞれの債券に記載されている価格や、売買する際の最低単位のことを言います。債券は必ずしも額面金額で発行・取引されるわけではないため、その価値は額面金額100円あたり99円、などといったように表されます。

債券では、市場価格が額面金額を上回る場合を プレミアム プレミアムプレミアムとは、特定の商品や証券が持つ追加的な価値や、それを取得するために支払う追加料金を意味する際に用いられる用語です。 たとえば、オプション取引においては、オプションの購入者がオプションの売... 債、下回る場合をディスカウント債と呼びます。額面金額は、発行体の信用力や市場金利の変動により、市場価格と乖離することがあります。

株式の場合、額面金額は主に会計上の意味を持ちます。以前は額面金額が株式の価値を表す指標として重要視されていましたが、現在では多くの国で額面金額の意味が薄れており、無額面株式も一般的になっています。