初心者でもわかりやすい金融用語集
売掛金
売掛金とは、企業が商品やサービスを販売した後、顧客からまだ実際の支払いを受けていない代金のことです。
会計上、売掛金は発生主義に基づいて計上されます。つまり、商品やサービスを提供した時点で売上として計上され、同時に売掛金も計上されます。その際、売掛金は
貸借対照表
貸借対照表貸借対照表とは、企業の財務状況を特定の時点で示す財務諸表の一つです。この表は、企業が保有する資産、負債、および資本を一覧にまとめたもので、企業の財務健全性を評価するために使用されます。
具体的には、...
上は流動資産に分類されます。
売掛金の管理は企業の資金繰りに大きく影響します。売掛金が増加すると、一時的に資金が不足する可能性があるため、適切な管理が必要です。売掛金の回収期間(売掛金回転日数)は、企業の資金効率を示す重要な指標の一つです。回収が遅れると、資金繰りの悪化や貸倒れ
リスク
リスクリスクとは、投資やビジネスなどの経済活動において、予期しない損失が生じる可能性のことです。リスクには様々な種類があり、市場リスク、信用リスク、運用リスク、流動性リスクなどが挙げられます。
市場リスク...
の増加につながる可能性があります。
売掛金の対義語として、仕入れた商品やサービスの代金を後日支払う場合の「
買掛金
買掛金買掛金とは、企業が商品やサービスを購入した際に、まだ支払いが完了していない金額のことを指します。
この金額は、企業のバランスシート(貸借対照表)において負債として計上されます。買掛金は、通常、一定の...
」があります。