16連騰とかいうド派手な上がりっぷりを見せた日経平均株価。ついに弱気相場に変わるのか。どうなのかな。俺はこの変化にはトランプ大統領の訪日が関係しているとみている。トランプ氏が一番初めに日本を選んで来たのは気楽だからだと思う。大概のことは聞き入れてくれる交渉相手だから。つまりまず初戦を押さえて一勝した上で次々のタフな交渉に当たりたい。という気持ち。トランプ氏が日本に求めたのは円高ドル安への転換だと思う。貿易赤字の解消意欲が強いアメリカ、白人労働者階級への強い政治的アピールとなるはずだから。アメリカとしてはずいぶんと長い間円安を容認して来たわけで。この転換で少々株価が下がるかもしれない。しかしそれはトランプ氏の支持層にはあまり影響が及ばない。投資で儲かっている富裕層ではないからね。そして日本政府はアメリカのその要求を呑んだ。という読みなのだ。読みが正しいとしたならば、これは政府にも日銀にもアタマが痛い方向だと思う。円の高安と株価のトレンドが連携しているから。選挙前から高騰した日経平均株価。とんがり帽子の先端を超えてしまったとしたら。寒い冬がやってくるのかもしれない。方向性を確実に決めるイベントは12月の利上げかな。どうでしょうか。イエレンさんの最後っ屁。
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サンプラザ中野くん
数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。
自身のホームページでも意外な側面を見ことができる。
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