とても衝撃的な結果となった。日曜日の都議会議員選挙。投票締め切りから、つまり開票開始から2時間近く過ぎても自民党候補に当確が点かなかった。こんな事があるのか。と、心がなかなか納得出来なかった。例えて言うなら、リーマンショックの時に暴落する株価を呆然と眺めていた気持ち。ライブドアに強制捜査が入り新興市場がほぼ壊滅した時の恐怖。かなぁ。
「選挙を見ていろよ!」と怒ったTVコメンテーターがいた。「落とせるものなら落としてみろ!」と吠えた与党の政治家がいた。普段日本ではなかなか聞かない応酬だ。与野党の政治家も、その応援有権者もテンションが普段より高まった選挙戦だったのではないだろうか。安保でくじかれた政治心が久々に燃え上がったのかもしれない。団塊の皆さんどうかしら。
国政選挙はしばらくの間ない。しかし現政権の弱体化は進まざるを得ない。となると経済政策では日銀資本主義的な公的資金での株式等の買い支えが逆回転を始めることになるのかもしれない。アメリカのテーパリングも現実味を帯びて来ているし。9年間上がり続けた市場。買い手が手のひらを返すとき、俺はまた呆然とチャートを見続けているのだろう。こんなやつらに負けないぞ、とかなんとか負け惜しみを書きながら。

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俺に会いに来い 愛に恋

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サンプラザ中野くん

数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。
自身のホームページでも意外な側面を見ことができる。

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