前は100円動いたら大騒ぎだった。これは五月のミニ大暴落の後からの様だ。
5/23の1,143円の下げ。それが分水嶺だったのかもしれない。流れが変わったわけだ。目に見えて。
「もうはまだなり」派も「まだはもうなり」派も過激派の動きが表に見えてきている。より投機的な相場になってきているということ。みんなビクビクしているのだろう。どちらに動くにせよエネルギーが蓄積されてきた。と思う。あー怖い。

特に参院選後にお化粧買いが無くなったように感じる。汚染水の問題も表に出てきたように。
2008年の大暴落からの復活相場が息切れしてきている。

想像もできないほどの借金経営で粉飾決算をし続けてきた。巨大な投資銀行やらの金融業はあからさまに豊かになった。しかし金融商品の暴騰の裏には多くの悲鳴が聞こえている。
デトロイト市の破綻は目に見えた。しかし他の都市でも市民の苦しみは覆い隠せなくなって来ているようだ。

先日アメリカ在住の友人に聞いた。場所は首都ワシントンD.C.。中でも富裕層の住む地域の小学校での話。児童の30パーセントが飢餓状態なのだそうだ。金曜日には彼らのためにバッグパックに持ち寄った食料を詰めてあげるのだそうだ。週末の家族の食料をだ。炊き出しなどももちろん行われているそうだ。

地下鉄の駅で切符を買うと「1ドル恵んで欲しい」と声がかかるのだそうだ。振り向くと普通の格好をした妙齢の女性が手を出しているのだそうだ。そんな普通のいわゆる身綺麗な物乞いが何人も駅にいるのだそうだ。何人も何人もだ。

アメリカの闇、そして病み。金持ちしか金が儲からない。一パーセントのための金融行政がいつまでも維持可能とは思えない。日本で思っているよりも欧米そして中国は貧富の差が拡大し社会が揺れ出している。大きく。

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サンプラザ中野くん

数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。

http://spnk.jimdo.com/

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