JCCCという日本人商工会の新年会に招かれて歌ってきた。シカゴ在住日本人のみなさん850人ほどが集まってくれた。手厚く歓迎してもらった。シカゴを堪能した四日間だった。日本を遠く離れて仕事に励む方々に楽しんでもらえたようだ。嬉しいよ。

今年のシカゴは異常気象。暖冬なのであった。普段ならば気温は氷点下20度にもなる時期らしい。もちろん雪にすっぽりと覆われる。我々も覚悟して行ったのだが拍子抜け。雪は全くなくて気温も零度前後。仕事でよく行く札幌の方があきらかに寒い。会う人会う人が「本当はもっと寒いんですよ」と残念そう。

現在シカゴにお住まいの人気気象予報士・根本美緒さん曰く「今年は偏西風の異常で北極の寒気が日本の方で下がっている」「なのでアメリカに寒気が下がって来ていないと思われます」とのこと。なるほど、地球は一つである。あちらの影響はこちらにも関係するのであるよね。

ところでシカゴの景気だが、割と良いようなのだ。街が平和な雰囲気に包まれている。なぜならば頼みの自動車産業がちょっと元気だからなのだそうだ。というのも昨年のニューヨークの大水害で自動車の需要が増しているのだそうだ。そういえば311でもありましたね。

さておき日銀は物価上昇率2パーセントを飲んだのかな。日銀総裁自身も発言したようだけど、バブル期の上昇率よりも高い目標を掲げたんだよね。なんですかそれは?バブルになってかなりの大混乱が起きるという宣言なのでしょうか?つまりは株や土地で赤字になっている企業を助けること。それから日本人の虎の子の個人金融資産を吐き出させようという魂胆なんだな、物価上がります宣言。イコール「早く買わなきゃ損しますよ」という煽り。そんな思惑にホイホイとのせられてしまうものなのだろうか?そんな簡単ではないと思うよね。踊らないんじゃないかな、渡辺夫人は。

そもそもバブル崩壊以来何十年も金融緩和し続けてきた。でも日本病は治らない。羹に懲りてなますを吹く。それが日本の徳なのだ。農耕民族は待つのが仕事。今度バブルになったら過ぎ去るのを待ちます。適当に楽しみながら。しかし金融緩和は効き目がないということ。そろそろ定説か!?

サンプラザ中野くん数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。

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