何波も終わりがなく押し寄せてくるバッシングの嵐にもめげず、小沢一郎は三度いや四度目?の新党の結党に至った。ものすごい執念である。ここまでの執念というものの根幹は思うに邪ではなく正義なのだと思う。それが彼なりの正義なのか我が日本国的な正義なのかが問題だが。

客観的にみて政治家として筋が通っているのは間違いないと思う。消費税を上げないと言って政権を預かった政党が、政治生命をかけて消費税を上げると言う。どれだけ軽いんだその政治生命とかいう代物は。そんな軽いものをかけてもらっても国民的には嬉しくも何ともない。あなた方をサポートしている企業家やロビイスト、あるいはタニマチ達はニコニコだろうけれど。

そもそも政治とは税金を集めること。そして集めた税金を分配すること。これに尽きる。つまりどううまいこと言って国民の懐に手を突っ込むか。その金の分配先をどうするか。を考えるのが政治家の仕事なのである。分配される先はイイよな。いつだってな。

さてヨーロッパである。ヨーロッパはもうダメなんだと思う。ユーロが下げ止まらない。アメリカもQE3には踏み出せない。つまりお金をいくら刷ってもこの恐慌?に歯止めはかけられないと分かってきたのだろう。

思い出してみよう。日本のバブルが弾けたあと。いろいろやったはずだ。税金もたんまり投入した。でも流れを変えることはできなかったのよね。2008年に超バブルが弾けたんだ。だから流れに逆らったんだけど力尽きるようだね。

故・宮澤喜一氏がバブル後を回想して言っていた。

「あの時何をすれば良かったのか未だにわからない」と。確かそう言っていたよ。私の履歴書で。

ヨーロッパの、アメリカの、そして中国の政治家もそう思うんだろうかな。間もなくな。

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