サンプラザ中野くんだー!
大震災で亡くなられた方々のご冥福を祈ります。被災された皆様にお見舞いを申し上げます。

改めて俺は歌手だ。歌手なのだ。なので歌を作った。この歌を共有しよう。歌は時代を共有するための素晴らしいツール。街角で懐かしい歌を耳にした途端にあの初恋の頃へとタイムスリップする。そんな経験を誰もが持っているはず。この歌を共有する人が増えればこの震災を共有する人が増える。復興には長い長い時間がかかる。その時間を共有することにもつながる。「震災」を共有することは被災地に励ましを送り続けることにもなる。

この歌は無料で配布している。そして無料で拡散してもらっている。どうぞあなたも友達に広めて欲しい。ラジオにリクエストして欲しい。タイトルは「TOMOSHIBI-地震が来たら-」である。震災の二日後に思いついた。その二日後に放送で歌った。毎週火曜日21:30からの「サンプラザ中野くんのせたがやたがやせ」UstreamとFM世田谷で ONAIR中。その放送をカシオペアの向谷実氏が聞いていて「録音しようよ」と連絡をくれた。そして震災から一週間後の18日に完全徹夜でのレコーディング敢行。スタッフもミュージシャンもスタジオまでもが無料で提供された。そしてできたてのほやほやを向谷倶楽部さんのホームページにて公開した。

友人である中国人スターミュージシャンも賛同してくれた。すぐさま中国語の歌詞を作り上げ録音してくれたのだ。BeyondのWing氏である。ありがたい。その音も向谷倶楽部に載せてある。ダウンロードも視聴も無料である。

英語バージョンもハリウッドのハウススタジオで録音された。デイブ・グルーシンさんの兄であるドン・グルーシン氏プロデュースによりフェムケさんとアシュレイさん二人の女性デュオで。ベッツィー&クリスのような有難い歌声になった。

それからギタリストのクロード・チアリ氏の娘さんクリステル・チアリさんによるフランス語バージョン。さらにナターシャ・グジーさんによるウクライナ語バージョンも録音された。ナターシャ・グジーさんは6歳の時にチェルノブイリ原発事故を受け村じゅうで避難。それっきり村に帰れないまま。大変な思いを込めてレコーディングに参加してくださった。もちろん皆さん無償参加である。

それから友人のつてでネイティブアメリカンのシャーマン・祈り人のユークアラ氏にも彼らの部族の言語で歌ってもらった。これは俺がアリゾナに飛んで録音してきた。横で聞いていただけだけど。彼の部族はハバスパイ族。グランドキャニオンの谷底で生活する民なのだ。彼は言った。「この歌をうたうことで日本の皆様に祈りを届けることができました。ありがとう」と。泣けた。

向谷倶楽部さんのホームページからはこの歌全てが聴ける。ダウンロード出来る。準備中の曲もあるけど。それから高音質配信で有名なe-onkyoさんのサイトでも無料で高音質配信中。ご協力いただいている。さらに私が所属するアミューズの関連サイトからから携帯着メロフルも無料ダウンロード可能である。すべてのアドレスを下に記します。どうぞお気軽にダウンロードして下さい。参加者の皆様ありがとう。より多くの世界中の方々とこの震災を共有するため言語も歌手もお願いしていくつもりです。頑張りましょう日本。投資も頑張りましょう。儲けて日本を盛り上げましょう。

◎「TOMOSHIBI-地震が来たら-」ダウンロードサイト◎

アミューズ・アミュモバ 携帯着うた

http://www.amuse.co.jp/contents/#mobile_2

e-onkyo

http://music.e-onkyo.com/goods/detail.asp?goods_id=mmc00073

向谷倶楽部

http://www.mukaiyaclub.com/music/tomoshibi/tomoshibi.html

サンプラザ中野くん

数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://spnk.jimdo.com/

※当コラムは執筆者の個人的見解であり、当社の意見を表明するものではありません。