サンプラザ中野くんだー!

先々週の木曜日は祝日だった。なので株ロックはほぼ一月更新されなかったのだ。

さておき、オリンピックをほとんど観ていない。でも観たい。生放送で観たい。となると時間を合わせなくてはいけない。テレビの前で待たねばいけない。なかなか観られない。
生放送というのはそれだけで臨場感がある。同じ地球の上でこの人は今こうして極限に挑んでいるのだ、と興奮できる。

テレビ創世記、放送はほとんど生だった。ビデオがなかったから。あるいは高かったから。黒柳徹子さんが言っていた。生放送のドラマで黒柳さんの台詞は「今の音、聞きました?」だったそうだ。その台詞直前に出演者の一人が大きなオナラをしたのだそうだ。そして先の台詞。シリアスなドラマがいっぺんに笑いに変わってしまったのだそうだ。
創世記にはスタジオ発の生放送が主流だったのだ。持ち運べるカメラ機器もない。中継設備もない。ゆえに。そして録画機器の発達によりテレビは外に出る。ビデオで外を見せてくれるようになった。その後中継システムの発達により生中継、衛星中継などと、地球をまたにかけた映像を伝えてくれるようになった。それはどんどん小さくなるカメラと進歩する中継システムに支えられてだ。いずれにせよお手軽ではない。機材も安くはない。

さて、テレビとは違う流れで発達し続けるメディアがある。そうインターネットだ。インターネットはついに生中継を手に入れてしまった。これは革命的だ。iPhone一台あれば、世界中に生中継が出来てしまうのだ。画像も音もかなりのレベルだ。これはすごいことだ。

ツイッターが大流行だ。ごく短い文章によるブログと考えてくれ。鳩山首相もオバマ大統領もダライラマ師もやっている。俺もやっているぞ。「spnk」をフォローしてくれ。
そのツイッターと連携して生中継が出来るのだ。iPhoneのアプリ「Broadcaster」あるいは「TwitCasting」があればよい。生放送したいときにそのいずれかを立ち上げる。そしてLiveを選択する。これだけで生放送が始まるのである。ネットなので世界中に中継される。俺のくだらない中継もロスの知り合いが見てくれた。アプリとツイッターが連携されているのでツイッター仲間には「今から生放送します」とつぶやきが配信される仕組みになっているのだ。昨日はCR-Zの展示車内からエンジンをかける瞬間を中継した。

このiPhoneによる生放送が注目を浴びたのは小沢幹事長の記者会見から。検察の任意聴取を終えた直後の会見時。一人のソーシャルジャーナリストが会見場から生中継した。テレビカメラは入っていたが生はなかったため、これだけが生中継していたのだ。録画ニュースはアレンジされる。生はアレンジできない。「だだもれ」と呼ばれるこのネット中継。これからも活躍するに違いない。すべての事象が可視化されることになる。市民がメディアを手に入れる世紀。それが21世紀である。よ。

2月28日(日) 22:00~23:15 フジテレビ・ジャーナる! に出ます

サンプラザ中野くん
数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://spnk.jimdo.com/