サンプラザ中野だー!
乱高下を繰り返している。株も為替も。ここでなんとか儲けたいけど、たぶん火傷をするのが落ちだな。大火傷の上に火傷をすることになりそうだ。ようやく涼しくなってきたことだし、このままやり過ごしたいね。あるいは、んー、売りたいな。でも、んー。いつまで続くのさ?
そういえば「アダルト番組放送への手話放送の助成再検討」という話題が気になる。問題になっている番組は、CS放送のアダルトチャンネルで流れているヌードニュース番組。アナウンサーの女性がヌードでニュースを読む。その脇の画面に手話が放送されているのである。総務省の事務次官が「いままでは放送の内容を審査せずに助成してきた」と発言。今後は検討していくということらしい。
何故だ?いいじゃないか今まで通りで。っていうか、もっと増やしてもいい。何が問題なのだ。障碍者はテレビでヌードを観てはいけないということか?ヌードニュースというユーモアの効いた放送を楽しんではいけないということなのか?んー、変だ。映画・バベルで菊池凛子が演じたのは聾唖の女子高生。ゲーセンで声をかけてきた男子に対して「化け物みたいに観られたよ」と嘆いていた。世界共通の感覚なのだろうか。日本だけの特徴でなければよいけど。障碍者に対する感覚がね。
先日「自立生活センターSTEP江戸川」という所へお邪魔した。東京都江戸川区にある。障碍者の自立生活のあらゆる問題に取り組んでいるNPO法人である。高校の同級生がそこで仕事を始めた。彼女に誘っていただいたのである。国あるいは都からの助成金で運営されている組織なのだろうと思っていた。しかし違った。自立しているのだそうだ。しかも組織の長をはじめ幹部の方々は皆さん重度の障碍者なのであった。まさに自立生活センターなのである。収入のほとんどはヘルパー派遣から得ているのだそうだ。同じような組織は全国にあるとのこと。
しかしそれぞれに頑張っているようで、お役所の下作られた組織ではないのだそうだ。やはり。そもそも江戸川区に作ったのは、障碍者が多い地域だからなのだそうだ。何故多いかというと、障碍者向けのマンションがあるときできたのだそうだ。それから障碍者が街に増えてきたのだそうだ。その相乗効果でその手の部屋が増えていき、障碍者も増えてきた。街の人たちも障碍者に慣れてきていると思えるのだそうだ。だから住みやすいとのことである。
でも稼ぐのは本当に難しいとのことだ。ヘルパーさんも育ててもなかなか長くは居ないそうだ。大変な仕事だから。その夜、宴席で乙武君と会った。「五体不満足」の乙武君とである。今は杉並区の小学校の先生をしている。障碍者を社会から排除しようとする流れもあり、ともに歩もうという流れもある。どちらが社会の進歩に前向きか。多様性のある社会か独裁的な社会か。