サンプラザ中野だー!
先週の金曜日だ。愛・地球博のマスコミ公開日だったのだ。朝6時過ぎの新幹線に乗って眠たい目をこすりながら行ってきた。名古屋駅からロケ車で行った。ABC「おはよう朝日です」の取材で行ったからだ。開門までゲートの前で待つ。ゲートでは手荷物検査があった。危険物はもちろん、お弁当・ペットボトルの持ち込みも禁止だ。長久手会場の西門から入る。トンネルを抜けると会場だ。しかしここからパビリオンまでまだ距離がある。木造の歩道を歩く。いわゆるボード・ウォークである。横幅もかなり広く、気持ちよく歩ける。高い位置にあるので見晴らしも良い。階段からは会場が一望できる。その階段を下りて企業ゾーンに突入。目的は大トヨタ館。俺が勝手に「大」と付けてみた。今のトヨタには自然と付けたくなる。三井・東芝館の正面、日立館の横だ。円筒形の白い建物。ディズニーランドなどのアトラクション入り口と同様式のスロープを登る。名付けて「いろは坂スロープ」。これを歩くと期待が膨らみワクワクする。俺だけかな?建物に入ってみると、いきなり座席。そして楕円形のアリーナ。アイスホッケーの試合場とでも言っておこうか。ここを舞台に人とロボットと未来の乗り物によるショーが行われた。俺は楽しめた。乗り物好きだし。
それからいくつか見たが圧巻は長久手・日本館だった。事前に軽く情報を入れていった。360度の映像が楽しめるのだという。360度というと円だ。しかし実際は「球」なのであった。約30人ずつ入れる球体のシアターなのだ。球の真ん中に橋が渡されている。招き入れられ、閉じ込められる。そして橋の上から、四方八方の壁面に投射される映像を見るのだ。多分リアプロジェクター方式で、球体の外側から投射していると思われる。不思議な体験だった。球体が乗り物となり、移動している感覚だった。振り向けば後が、下を見れば下が、上を見れば上の映像が見える。なんとも言えず良かった。
この日本館は外観も素晴らしい。竹で編んだ籠に覆われている。繭をイメージしたらしい。でかくて存在感がある。なのに威張っていない。あいらしい。この日本館の形に今回の万博のイメージを集約させたのだろう。
それからリニモにも乗ってきた。未来だった。音もなく進む。滑走すると言っても良い。そしてとある場所でトヨタのi-unitにも乗った。CMで安藤美姫ちゃんが乗っているアレだ。低速モードと高速モードで前後のタイヤの位置が変化し、乗員の姿勢も変わるというアレだ。特別に部屋の中で乗せてもらった。ハンドルはない。右手で握る球体で操作する。走りながらリクライニングしてみる。気持ちが良い。ますます未来だった。
駆け足で一部しか見ていない。また行こうと思う。ペットボトルの商品は中で売っている。食事ももちろんだ。ここでお金を稼ぐのだ。俺は断食中なのでお金は落とさなかったけど。