サンプラザ中野だー!

日本シリーズだ。阪神の3連敗を阻止すべく、単身東京から乗り込んだ。現場で大阪朝日放送のアナウンサー宮根さん・柴田さんと落ち合って観戦した。息詰まる投手戦。力の拮抗した試合展開だった。

実は俺は今年の5月3日に、生まれて初めて甲子園に足を踏み入れた。強い日差しの中行われたデーゲームであった。ゴールデンウイークであった。初観戦、本拠地甲子園での阪神戦は勝ちゲームであった。その日もムーアが投げていた(夕べも投げていた)。それから6試合、昨日のダイエー戦を含めると7試合(たぶん)、なんとすべて阪神が勝っているのである。つまり、俺は勝利の女神?なのである。「サンプラザ中野の甲子園不敗神話」なのである。

野球は不敗神話だが、株は多敗なのである。先日のソフ○バンクもやられてしまった。その何日か前に購入していた。その翌日、いきなりストップ高になった。「俺はやはり株の申し子だ」などと不遜な考えが頭をもたげていた。そしてその日・・。たまたま時間があった。「どれ、ソフ○バンクの騰がりっぷりでも見てみるか」と、マネックス・スピードを立ち上げた。7000円を超えていい気になっていた。「10000円までは楽勝だ」と高をくくっていた。直後だった。唐突に暴落を始めたのだ。途中いくつもあった「買い」をすべて飲み込んで行った。それはそれは見事な暴落ぶりであった。株を始めて4年。幾度かはこんな場面に遭遇した。そのたびに強くなる自分がいた。と、思っていた。しかし今回も教訓が生かされることは無かった。つまり、投げ売ってしまったのだ。狼狽売りだ。わかりやすくいえば成り売りである。途中で約定するだろうと思った。しかし、しなかった。「まずい。このままではストップ安!必ず反転するゾ」そう気付いて注文取消しを入れた。しかし、取り消されなかった。その数十秒の間に、約定してしまっていたのだ。つまり、あわててストップ安で売ってしまったのだ。俺は「狼狽売りのストップ安」男なのだ。
銀行株で当てた男の話を書いた。新車を買ってしまった男だ。さっさと利食いすべきだ、と書いた。彼は素直に利食いしたそうだ。俺も利食いをしておくべきだった。やはり「利食い千人力」なのであった。

こんなミニバブル状態のときは、本当に利食いしにくい。「しにくい利食いこそ、万人力」と痛感した。そんな今日この頃である。

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/