サンプラザ中野だー!

何がって、あなた。「阪神タイガースのリーグ優勝」に決まっている。18年ぶりなのだ。その瞬間、俺の脳は何を思うのだろうか?楽しみである。

楽しみといえばもう一つ。総裁選。もちろん自民党の総裁選だ。候補乱立・派閥分裂。大政局の幕開けか?いよいよ自民党の終わりの始まりかも。と、どきどきしている。

総裁選候補者の立候補表明会見を見た。自分の目で見た。判断できなかった。で、官僚の目で見てみた。こいつは動かし易そうだな、なんていう風に判断できた。

官僚は頭が良い。というか「成績」が良い。とにかく成績の良い順に採用されていく。国家公務員採用I種という試験を受ける。いわゆる「エリート官僚」を作り出す試験である。昔の中国で言えば「科挙」である。隋から清まで1300年も続いたのだそうだ。これに受かれば、高級官僚として富と名誉が思うがままなのであった。

つまり国中の頭のいい人達が官僚になる、というシステムの根幹がこの試験なのである。

ああ、もったいない。

何がって、あなた。頭のいい人達が官僚になってしまうことが、だ。1000年も前とは時代が違う。国の成り立ちが違う。どこかのように独裁国家ならば、その体制を維持するために頭の良い官僚が必要だ。あるいは頭のいい者を飼っておく必要がある。つまり今年の巨人軍のように、卓越したホームランバッター「ペタジーニ」を他球団に獲られないようにするわけだ。優秀な人材を野に置けば、やがて自らが滅ぼされる事に成るからだ。 

成績が良くてしかも働ける人材が官僚になる。そんな「自由主義経済の国」というのはどうなんだろう?そこに未来はあるのだろうか?

優秀な人材には野に出てもらわねば困る。企業を起こし、産業を興し、国を活気づけてもらいたい。国会議員を上手く使って天下り法人を作らせる、なんて気を起こされていては困るのだ。

で、提案だ。国家公務員採用I種試験はあっていい。しかし採用方法を少々変えて欲しい。上から順番に取るのを辞めて欲しい。例えば100採るのなら、上から200人を合格させよう。その200人の中から100人をアトランダムに採用しよう。つまり受かっても採用されるかどうかわからないのだ。もちろんコネ採用などないようにする。こうすれば野に出る優秀な人材が増える。自然と国が活気付くことになるのだ。

そうしたらもっと株価が騰がるのだ。

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/