花見は、桜がキレイだから心に触れるのか、それとも友人と一緒に見るから心を動かすのか。もちろん両方あると思うのですが、私の中では後者のウェイトが高くなってきている気がします。唐代の七言古詩の一句である、年年歳歳花相似 歳歳年年人不同(ねんねんさいさいはなあいにたり さいさいねんねんひとおなじからず)は、あまりにも有名ですが、私には全く逆の風景が映ります。花は変わっていく。年によっても違い、見る場所によっても、木によっても違う。しかし人は、特に友人は、そう簡単には変わらない。私は変わっているのでしょうか?今年も花見をネタに、人との付き合いを深めたいと思います。