今日ニューヨークで、私の出身母体である某投資銀行の「Retired Partners'Dinner」なるものがありました。ディナーの前に、元パートナー、或いは現役役員で投資ビジネスに関わっている数人による、現時点における"投資"に関するおまけパネル・ディスカッションがありました。これは毎回のアレンジではあるのですが、中々にタメになります。まぁですから毎回やるのでしょう。
そのパネルの中で、日本株がひとつの話題に上がりました。端的に云うと、日本にあまりいいことはないが日本株は安すぎるので上がると。後段はいいのですが、前段が気に入りません。但しなべて投資には同じような側面があります。「日本と同じように、ファンダメンタルズは良くないのだがそれ以上に悪く織り込まれ過ぎていて、いい投資リターンが見込まれるセクターは他にないか?」などと云う質問が出たくらいですから。しかしだからと云ってその前提を甘んじて受け入れてはいけません。なんとか変えないと!そんなことを改めて思う催しでありました。