人はどういう時に夢を見るのでしょうか?私は無知なので、フロイトの論理も、一般的な知識も持ち合わせていません。しかし気になります。

楽しい夢を見る人と苦しい夢を見る人とに、一般に分類されるものでしょうか?それとも誰でも両方見るものでしょうか?覚めたい夢と覚めたくない夢、私はどちらかというと覚めたい夢を見る傾向があります。私はネクラなのでしょうか?それとも逆に、日常を苦しんでいる人ほど、覚めたくない夢を見るものでしょうか?

古今集に出てくる夢の歌は、基本的に全てが覚めたくない夢です。

「命にも まさりて惜しく あるものは 見はてぬ夢の 覚むるなりけり」                       (壬生只岑・古今集恋歌二)
平安の貴族の生活には様々な制約があり、夢は唯一自由な世界だったのでしょう。そう考えると、私は幸せ者なのかも知れません。