【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 51,670.10  ▼180.45 (10/13)
NASDAQ: 27,204.38  ▼41.52 (10/13)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って下落しました。引き続きイエメンの親イラン武装組織フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃懸念から原油価格が上昇し、インフレ懸念から株式市場の押し下げ要因となりました。また、半導体が引き続き冴えず軟調な推移となりました。

ダウ平均は242ドル高の52,092ドルでこの日の取引を開始しました。寄付き直後に上昇し、日本時間22時32分に466ドル高の52,317ドルでこの日の高値をつけました。しかし、その後は下落に転じ、徐々に下落幅を拡大していき日本時間3時ちょうどに262ドル安の51,587ドルでこの日の安値をつけました。以降はやや下落幅を縮小したものの、最終的に180ドル安の51,670ドルでこの日の取引を終え4日ぶりの反落となりました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は41ポイント安の27,204ポイント、S&P500株価指数は1ポイント安の7,805ポイントでいずれも続落となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち5業種が上昇、6業種が下落となりました。エネルギーが1.7%高、コミュニケーション・サービスが0.9%高、公益事業が0.6%高となりました。一方で、ヘルスケアが1.3%安、金融が0.4%安、生活必需品、資本財・サービス、不動産が0.3%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中15銘柄が上昇しました。セールスフォース[CRM]が1.8%高となりました。また、ビザ[V]は中国国内事業に向けた設立準備開始の承認を取得したことで収益拡大期待から1.7%高となりました。そのほか、アイビーエム[IBM]も同様に1.7%高となりました。一方で、ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]は第3四半期決算を発表し、MedTech部門の苦戦が明らかとなり5.7%安で構成銘柄中の下落率トップとなりました。また、キャタピラー[CAT]が3.3%安、メルク[MRK]が2.4%安となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.03%低い5.21%となりました。14日朝のドル円相場は158円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

中東情勢悪化懸念による原油価格上昇から米国市場は軟調な展開となり主要3指数は揃って下落しました。また、半導体関連銘柄も軟調となり、特に、アプライド・マテリアルズ[AMAT]は投資家向け説明会の内容が投資家の期待に及ばず6.7%安となりました。また、銀行大手各社も決算を発表し明暗が分かれる結果となっており、引き続き決算シーズンの動向が注目されます。
夜間の日経平均先物は140円高の68,100円で取引を終えました。ただ、米国市場に下落の流れがあり、大きな変化は起きにくいスタートが見込まれます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)