エイベックスの松浦勝人氏のnoteが話題です。60年の人生の回顧録なのですが、ビジネスの起点となったエピソードから成功と挫折の人生を1週間で4本というペースで公開。これが話題となり松浦氏のnoteのフォロワーは1週間余りで2万人を超える人気ぶりですが、これが面白いのです。

松浦氏の数奇な人生のエピソードそのものが興味深いということもあるのですが、文章が巧みなのです。読ませるのです。ああ、商才のある人物というのは文才もあるのだなぁと思っていたのですが、なんとそれがすべてAIによって書かれた文章であることを松浦氏が明らかにしたことで、さらに驚きが広がっています。

ただ、素材がなければAIも文章化できませんね。松浦氏は自身の60年分のデータをAIに学習させたうえで記事の執筆を指示しているそうで、(なんとnoteのアカウント作成、記事の投稿までAIに指示してやってもらったと)どのような指示をAIに出すのか、ということが求められるわけです。誰もが簡単にAIで人気の記事が書ける、というわけではありません。

まだ執筆は続けるそうですので、さらに読者は増え人気コンテンツ化していくものと思われますが、作家、ライター、出版社など既存の作り手側にとってはAIの台頭は脅威でしかありませんね。

私も仕事で使う図表の作成、記事の作成に事実検証など毎日AIを使っていますが、生産性が上がったかというとまだAIに自分のやりたいことを覚えてもらっている段階で却って時間がかかったり、日々格闘中ですが、AIに仕事を奪われる側でなく、使いこなして新たな仕事を生み出す側になりたいものですね。