タクシー運転手に「いやぁ、お客さん、今日は暑かったですねぇ。気象庁が酷暑日なんて作っちゃうもんだから。今年は暑くなるってことなんでしょうかねぇ」と話しかけられた週末。暑くなるのは決して気象庁のせいではありませんが、5月3週目の週末、すでに気温は30度を超える真夏日を記録。私が子供のころは30度を超える日は数えるほどだったように記憶していますが、今や日本の夏は35度を超える猛暑日が連日続くのがデフォルトとなりました。今年から40度超えを酷暑日と呼ぶそうです。
そういえば、今夏までにエルニーニョが発生する確率は90%に高まっている、というニュースも。2000年前までは夏にエルニーニョ現象が発生すると、日本付近では太平洋高気圧の張り出しが弱くなるため、「冷夏(気温が低い)」や「日照不足」になりやすいのが一般的な傾向だったのですが、(1993年の平成の米騒動の冷夏はエルニーニョによるものでした)2000年以降ガラリと傾向が変わりました。
2018年、2023年がエルニーニョ発生年となりましたが、日本では記録的な猛暑を記録しており、冷夏にはなりにくくなっています。特に今回到来するのはスーパーエルニーニョだとか。東京都では今夏4ヶ月間、水道料金の基本料金を無償とし都民の暑さ対策を支援すると発表しています。節約することなくエアコンを使ってください、ってことですね。
エルニーニョ現象が本格化すると、世界の穀物・農産物市場には供給不足による「価格高騰(アグリフレーション)」のリスクが急激に高まります。有名なところでは豪州には熱波が到来しやすく、豪州小麦が減産となりやすい、とか、南米ブラジル・アルゼンチン産の大豆やトウモロコシ生産に影響が出やすいなどなど…つまり食料インフレの懸念が出てくると思われるのですが、イラン戦争でエネルギー価格が高止まりする中、エルニーニョで食料インフレまでやってきたら世界の金利は一体どこまで上昇するのだろう、と不安を覚えますね…。
