ガソリンの店頭販売価格がこんなに目まぐるしく乱高下するのを見るのは初めてです。たまたま先々週末は福岡での仕事の際に福岡~佐賀間を、先週末は故郷福島市内を車で走る機会があり(もちろん運転はペーパードライバーの私ではありません)注意深くガソリンスタンドの販売価格表示をチェックしました。福岡を訪れた3月14日~15日の週末の価格はリッター180~200円にも値上がりしていましたが、3月19日(木)から政府が新たなガソリン補助制度を開始、170円を超える部分の全額を補助、販売価格を170円程度に抑制するとした政策は即効性があり、3月21日(土)に福島でみた価格は159~165円というものでした。

毎週通っている加圧トレーニングのトレーナーは毎日バイク通勤だとかで、ガソリン価格の下落の速さに喜んでいましたが、一方で、高騰するガソリン価格をしばらく維持することで消費を抑制し、石油備蓄をなるべく温存すべきという専門家の意見もあります。2025年12月末時点で国家備蓄・民間備蓄・産油国共同備蓄の3者合計で254日分ある、と報じられましたが、3月16日に民間備蓄15日分を放出開始、経済産業省は3月20日時点の備蓄推計量を241日分だと公表しました。

経済産業省は、節約をお願いする段階には至っていないとしていますが、ホルムズ海峡の自由が戻らないことには、しばらくはこの備蓄を食いつぶすことになりそうです。今回の原油高は急速に米国のインフレ警戒を強めており、先週末3月20日の米国市場では、短期金利市場で今年10月までの利上げ予想が50%に達した、ということがゴールドや米株下落を加速させる材料となりました。年内「利下げ」ではなく「利上げ」の可能性が出てきた・・・?!

先般開催されたマネックス証券の「お客様感謝Day2026」のパネルディスカッションでも2026年のテールリスクとして米国が利上げに転じる可能性が指摘されましたが、まだ今年が始まってから3ヶ月も経っていないのに、想定外のことがいろいろ起こりすぎて日々振り回されています。

トランプ大統領は3月23日にイランとの合意が近い、として5日間のイランへの攻撃を停止することを発表しましたが、原油価格は落ち着いてくれるでしょうか。