上期は減益ながら会社予想を10%以上上回って着地した12月決算銘柄は
7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表と並行して行われていたのが12月決算企業の上期決算発表で、それも先週で終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、円安や値上げ、堅調な需要動向などを追い風に増益となる企業が多くみられました。その一方でコスト増や在庫調整などを理由に減益となる銘柄もみられました。
しかし、そうした銘柄のなかには減益ながら会社予想を大きく上回ったものもあります。そこで今回は上期の営業利益が減益となったものの、会社予想を10%以上上回って着地した企業をTOPIX500採用の12月決算銘柄なかからピックアップしてみました。例えばシマノ(7309)は欧米市場での自動車部品の在庫調整が続いていることから上期の営業利益が前年同期比で42.6%減となりましたが、中国市場においてスポーツバイク人気が継続していることなどから会社予想を42%上回っています。