先日Web版のロイターに私のコメントが流れました。
http://www.reuters.com/japan/magazine/index.html
単位株制度に対する批判的見解と注文です。資本市場先進国であるアメリカと比べると、日本はいろいろと改善して行かなければならない部分があると思います。
ヨーロッパのビジネス・スクールのIMDによる調査では、先進46ヶ国の中で、株主の権利・責任の明確さにおいて日本は44位でした。権利・責任をしっかりと規定し、場合によっては制限も加えながら、一方より多くの人に出資する機会を提供して行く。そのような透明で開かれた資本市場の構築に、ネット証券として、少しでも貢献できればと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。