第4四半期に回復の兆しがみられた12月決算銘柄は

1月下旬からスタートした12月決算企業の本決算発表も2月中旬に終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると経済正常化による需要の回復や値上げ、円安、堅調な米国経済などを追い風に増益となる銘柄も目立ちましたが、その一方で中国経済の低迷や原材料高などを受けて減益となる銘柄もありました。しかし、減益となった銘柄のなかにも第4四半期に回復の兆しがみられたものもあります。

そこで今回は第1四半期から第3四半期まで減益で通期も減益となったものの、第4四半期が増益となった12月決算銘柄をピックアップしてみました。例えばAGC(5201)は中国の建築需要の低迷を受け塩化ビニール樹脂の販売価格が下落したことなどで2023年12月期の営業利益が前期比で30%減となりましたが、第4四半期の営業利益は前年同期比で4.4%増と増益に転じています。

第1四半期から第3四半期まで減益で通期も減益ながら第4四半期に増益に転じた12月決算銘柄はこちらからチェック