この一週間でも世界はいっぱい動いています。イスラエル・パレスチナの問題はどんどん深みに嵌まっていくようで、そして多くの一般人や子供たちが酷い環境にあることを思うと、とても辛いです。何十年かぶりに映画「アラビアのロレンス」を復習がてら観てみましたが、あの地域の問題は根が深いと感じ、気は更に重くなるだけでした。また、パキスタンはアフガニスタンからの不法滞在者を、いずれは難民を、強制送還する方針を決め、その背景にあるのはアメリカが大量にアフガニスタンに残してきた兵器によるテロ行為、治安の悪化に対応するためとのことなので、やはりあの地域の問題は、常に大国が絡み、本当に困った問題です。

そのような中で、東欧諸国でも右傾化が進む中で、ポーランドでの総選挙では右派が伸び悩み、極端な右傾化が止まったかも知れないとのこと。若年層の投票率が高かったことがそのような結果に結びついた一因のようなのですが、興味深い動きです。とにかく世界は流動的で、或る意味、命を賭けた、そして常に外交を強く意識した、様々な動きが起きています。

一方我が国では、増税は反対だが減税も気に入らない、政党間の(権力闘争までは至らない)政局(というか言い合い)や、国と自治体の間の争いなど、見ようによってはコップの中の嵐、いやコップの中の小さい風を、寝ても覚めても語っているように思えます。我々は、もっと目を外に向けるべきではないでしょうか?日本にも、日本を取り巻く外交問題はあるし、或いは中東で起きていることなどについては、日本は歴史的にずっと深く関わってこなかったので、だからこそ出来る役割もあるかも知れないと思うのですが、そんな議論は聞こえて来ず、聞こえるのは眼鏡とかJとか。

随分前に、もしかしたら20年前とかに、このつぶやきで書いたことがありますが、BBCとかが24時間、日本語で日本の地上波でニュースを流してくれたら、何か変わるでしょうか?しかしそれはそれで、日本にとっては良くない影響の方が大きいでしょうか?私は日本が好きですが、もう少し変わらなければいけないと思うこともしばしばあります。何か出来ることがあるでしょうか?