昨日、NTTドコモ、マネックスグループ、マネックス証券の3社において資本業務提携契約を締結した旨、発表しました。金融界の歴史に新たな1ページが刻まれ、個人の資産形成の世界に「変革」が生み出される提携だと考えています。また、この提携は、マネックス証券創業来の理念の実現に向けた新たな、そして、大きな一歩です。「投資の日」の10月4日に、この大変エキサイティングな取組みを発表できたことを大変うれしく思います。

マネックス証券は、1999年に「一歩先の未来の金融」をデザインしようと設立され、投資の民主化と、それによる個人のウェルビーイングの向上に努めてきました。この四半世紀、固定観念や既成概念にとらわれず様々な挑戦を重ね、高品質かつユニークなサービスや投資体験を提供してきました。「手数料等コスト控除後のお客様の資産の増加」にコミットし、何がお客様から求められているのか、何が付加価値になるのかを日々考え続けた25年。今回の提携は、それらをさらに進化させるものであり、新たなイノベーションにつなげられるものです。

今回、NTTドコモは、マネックス証券が大切にしているものを一緒に守り、育て、進化させようと言ってくれています。私にとって、「大切なもの」は、マネックス証券の今のお客様、将来のお客様、そして、社員です。

マネックス証券の社長に就任した2019年4月、「私たちのマネックス」を掲げました。それまでは、「マネックス証券といえば松本大」というイメージが強く、社内も松本頼みになっていた部分があったので、自分たちの未来を自分たちで創っていこうよ!という意図と意思を込めて「私たちのマネックス」としました。そして、それが少しずつ浸透し、皆が自分ごとでマネックス証券のこと、お客様のことを考え、アイデアを出し、意見を交わし、組織が活性化したタイミングで、今度は、「みんなのマネックス」を掲げました。お客様も巻き込んで、お客様の声を活かして、マネックス証券の未来を創っていこうという想いで、「みんな」としました。

これからも「みんなのマネックス」は変わりません。今ご提供している各種商品・サービスはこれからも改善に改善を重ねていきます。提携パートナーの皆さまとの関係も変わりません。パートナーの皆さまの先にいるお客様に、より良い資産運用サービスをお届けしていきます。マネックス証券の社名は変わりません。私たちが約25年間培ってきたものを、私たちの理念や哲学や想いごと、ドコモの基盤にのせていただきます。ドコモと連携して、「みんなのマネックス」を進化させていきます。今、様々なシナジーをドコモと話しています。既存サービスの改善につなげられるアイデアもあります。ドコモと一緒に創るマネックスの未来を想像していると、ワクワク感が止まりません。

私は、これからも、マネックス証券の社長として、お客様の資産の増加とお客様の自己実現のサポートにコミットし、社員とともに、マネックス証券の非連続的成長のために邁進します。お客様からも社会からも選ばれる会社になるよう努めます。「お一人お一人の生活の中に資産形成があたりまえにある」世界を、パートナーの皆さまとともに創っていきますので、是非、「みんなのマネックス」にご期待ください。