2023年3月期の営業利益が前期比で2割増となった銘柄は
4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も15日でほぼ一巡となりました。その決算発表を振り返ってみると、エネルギー価格の高騰や原材料高などの影響で減益となった企業もありました。しかし、その一方で円安や経済活動の再開などを追い風に増益を確保した企業も多くみられました。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業を対象に2023年3月期の営業利益が前期比で2割増となった銘柄をピックアップしてみました。
例えばディスコ(6146)は電気自動車や省エネ設備に使うパワー半導体への活発な設備投資が支えとなり製造装置への引き合いが高水準だったことなどから2023年3月期の営業利益が前期比で20%余りの増益となっています。また、NEC(6701)も企業向けのITシステム事業が好調だったことなどから2023年3月期の営業利益が前期比で28%を超す増益となっています。