【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 33,852.53  △3.07 (11/29)
NASDAQ: 10,983.78  ▼65.72 (11/29)

1.概況

米国市場は米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化を警戒した売りが引き続き相場の重石となるなか小幅に高安まちまちとなりました。1ドル安でスタートしたダウ平均は朝方に84ドル高まで上昇した後昼前に187ドル安まで下落するなど一日を通して一進一退の展開となり結局3ドル高の33,852ドルで取引を終え小幅に反発となりました。

一方でS&P500株価指数が6ポイント安の3,957ポイントと3日続落となったほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も65ポイント安の10,983ポイントとこちらも3日続落となっています。

2.経済指標等

9月の米S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数で20都市圏住宅価格指数は前年同月比10.4%上昇しましたが市場予想を下回りました。

一方で11月の米コンファレンスボード消費者信頼感指数は100.2と前月から低下しましたが市場予想を上回りました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち情報技術や公益事業、一般消費財・サービスの6業種が下げ、情報技術は1%近く下落しました。一方で不動産やエネルギー、金融などの5業種が上げ、不動産とエネルギーは1%以上上昇しています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄ではアメリカン・エキスプレス(AXP)とダウ(DOW)、ボーイング(BA)が2%以上上げたほか、JPモルガン・チェース(JPM)とシェブロン(CVX)、ナイキ(NKE)、キャタピラー(CAT)、スリーエム(MMM)も1%を超える上昇となりました。

一方でアップル(AAPL)が2%を上回る下落となり、セールスフォース(CRM)とウォルト・ディズニー(DIS)、ビザ(V)も1%以上下げています。ダウ平均構成銘柄以外では、物流大手のUPS(UPS)が投資判断と目標株価の引き上げを受けて2%を超える上昇となっています。高級衣料のラルフローレン(RL)も目標株価の引き上げを受けて4%以上上げています。 

5.為替・金利等

長期金利は0.06%高い3.74%となりました。ドル円は138円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国市場が高安まちまちとなったことから小動きでのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が節目の28,000円を維持できるかがポイントとなりそうです。

また、本日は日本時間の10時30分に中国で11月の製造業と非製造業の購買担当者景気指数(PMI)が発表される予定で注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)