【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 33,761.05  △424.38 (8/12)
NASDAQ: 13,047.19  △267.27 (8/12)

1.概況

先週末の米国市場は伸びが鈍化した10日の米消費者物価指数(CPI)、伸びが低下した11日の米卸売物価指数(PPI)に続いて7月の米輸入物価指数も市場予想を上回る低下となったことでインフレ懸念が一段と後退し大幅上昇となりました。95ドル高でスタートしたダウ平均は朝方に61ドル高まで上げ幅を縮めるなど午前中は伸び悩みましたが、午後に入って上げ幅を広げると引けにかけて一段高となり結局424ドル高の33,761ドルと高値圏で取引を終え3日続伸となっています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も267ポイント高の13,047ポイントと反発となりました。

2.経済指標等

7月の米輸入物価指数は前月比1.4%低下し市場予想を上回る下げとなりました。米輸出物価指数も前月比3.3%低下し市場予想以上の下げとなっています。また、8月の米ミシガン大学消費者態度指数速報値は55.1と前月から上昇し市場予想を上回りました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は11業種全てが上げました。そのなかでも一般消費財・サービスと情報技術、コミュニケーション・サービスが2%以上上昇しています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄はジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)を除く29銘柄が上げました。そのなかでもウォルト・ディズニー(DIS)が3%を超える上昇となったほか、メルク(MRK)とアップル(AAPL)、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)も2%以上上げました。ダウ平均構成銘柄以外では主力ハイテク株の上昇が目立ち電気自動車のテスラ(TSLA)が4%を上回る上昇となり、アマゾン・ドット・コム(AMZN)とグーグルの持ち株会社であるアルファベット(GOOGL)、動画配信のネットフリックス(NFLX)も2%以上上げています。

また、半導体株も高くエヌビディア(NVDA)とマイクロン・テクノロジー(MU)が4%を超える上昇となり、ウエスタンデジタル(WDC)も3%以上上げています。アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)とクアルコム(QCOM)も2%を超える上昇となっています。

5.為替・金利等

先週末の長期金利は0.05%低い2.84%となりました。ドル円は133円台半ばで推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株高を受けて上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか本日は寄り付き前の8時50分に2四半期ぶりにプラス成長が見込まれる日本の4-6月期のGDP速報値が発表される予定で注目されます。また、日本時間の11時には中国で7月の鉱工業生産指数や小売売上高など数多くの経済指標が発表される予定です。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)