4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も5月中旬に終わりました。日本経済新聞の集計によると上場企業の2018年3月期の経常利益は前期比で17%に近い大幅な増益となりましたが、2019年3月期は1%の増益とほぼ横ばいに止まる見通しで、こうしたなか減益の会社予想を発表する企業も少なからずみられます。

しかし、会社予想は減益ながら増益が期待されている銘柄もあります。そこで今回は会社予想こそ営業減益ながらコンセンサス予想が営業増益となっている銘柄をTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしてみました。例えば前期に20年ぶりに過去最高益を更新したソニー(6758)の会社予想は9%近い営業減益ですがコンセンサス予想は小幅な増益の見通しとなっています。