4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も先月中旬に終了しましたが、5月に入って決算を発表した銘柄でも決算発表から1カ月程度が経過したこともありアナリストによる業績や目標株価の見直しも随分と進んだと思われます。そこで今回は大型連休明けの5月7日と8日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算企業を対象に決算後に2社以上が目標株価を引き上げた銘柄(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

7日は連休が明けたばかりということもあって決算を発表した企業が少なかったことから該当する銘柄はありません。しかし、8日は決算を発表する企業が増加したこともあって幾つか銘柄をみつけることができます。例えばコンセンサス予想を上回る強気の営業利益の見通しを発表したSCREENホールディングス(7735)では決算発表後に7社が目標株価を引き上げたほか、同じく強気の見通しを発表した丸紅(8002)や三菱商事(8058)でも4社が目標株価を引き上げています。