先月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期の決算発表も一部の企業を除いて先々週でほぼ終わりとなりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の純利益は前年同期に比べて57%減少し大幅な減益となったようです。しかし、このように新型コロナウイルスの感染拡大を受けて厳しい環境となるなかでもこの第1四半期に増益を確保した企業もみられます。
こうしたなか投資のヒントでは5割以上の二桁増益となった銘柄や5割未満の二桁増益となった銘柄などを取り上げましたが、今回は第1四半期の利益が前年同期に比べて一桁増ながら増益を確保した銘柄をTOPIX500採用の3月決算企業のなかからピックアップしてみました。例えば日本電産(6594)は第1四半期の営業利益が2%近い増益となったほか、ソフトバンク(9434)でも4%余りの営業増益となっています。