先月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期の決算発表も終盤ですが、一足早く7月中に決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。そこで今回は先月の27日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に2社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかでも目標株価の引き上げが目立つのが、第1四半期決算の営業利益が大幅な増益となったオムロン(6645)で、決算発表後に6社が目標株価を引き上げています。また、市場予想を大きく上回る第1四半期決算を発表した富士通(6702)や通期予想を上方修正した小糸製作所(7276)でも5社が目標株価を引き上げています。さらにアルプス電気(6770)と東京エレクトロン(8035)でも4社が目標株価を引き上げています。