先月からスタートした小売り企業を中心とした2月決算銘柄の第1四半期決算発表も今月中には終わりましたが、なかには減益決算となるなど冴えないものもみられました。例えば為替が円安となった影響もあってニトリホールディングス(9843)の第1四半期の経常利益は前年同期比で6%減益となっています。しかし、減益となったものの上期会社予想に対する進捗率は5割を上回っており、最高益更新に向けて順調なスタートを切ったともいえます。

そのためかニトリホールディングスの目標株価コンセンサスは先週末の株価を15%近く上回ります。そこで今回は最高益更新が予想される2月決算銘柄のなかから目標株価コンセンサスが先週末の株価を5%以上上回り上値余地のありそうなものをピックアップしてみました。例えばニトリホールディングスのほかにも6年ぶりの最高益更新が予想されているDCMホールディングス(3050)では目標株価コンセンサスが先週末の株価を3割以上上回っています。