こんにちは、ファイナンシャルプランナーの山中伸枝です。みなさんは、お買い物は現金で支払う派ですか?それとも一歩先行くキャッシュレス派?お金の支払い方は時代と共に変われど、知っておきたいのが「使う時と貯める時」のお金のトリセツです。

普段何気なくお金を使っているかも知れませんが、これからは心の中でこう自分自身に問いかけてみてください。「これは、浪費?消費?それもと投資?」と。浪費とは、お金を使った後で後悔する買い物です。消費とは、お値段同等の満足感が得られる買い物です。投資とは、リターンをもたらす買い物です。

コンビニで買うチョコレート。食べたあと「あー太っちゃう」と後悔するなら浪費。小腹を満たして満足するなら消費。糖分を摂って仕事がはかどったのなら投資です。心掛けによってお金の価値は変わるのです。つまり、価値を産むお金の使い方をすることが重要で、これがお金と上手につきあうためのトリセツというわけです。

お金を貯める時は、目的に合わせて「貯め方」を変えます。普段使うお金は、ATMでお金をおろすのが便利な銀行の普通預金です。5年位の間に使う予定のお金は、少し金利が高めのネット銀行の定期預金で貯めます。それより先に使う予定のお金、あるいは当面使わないお金は、証券会社に口座を開き投資をして増やすのがよいでしょう。大きな病気をした時などの備えは、保険で守ります。

お金は適材適所、貯める目的に合わせて金融商品を変える、これもお金と上手につきあうためのトリセツです。うっかりすると給与が振り込まれる口座に全財産が入っているということにもなりかねませんが、それではお金は貯まりません。お金は「使う・貯める・増やす・守る」の役割分担をさせてこそ活きてきます。

お金は人生の選択肢をもたらすものです。お金で幸せは買えませんが、お金があることで広がるチャンスって、思っている以上にあるものです。お金は万が一の時にあなたを助けます、そしてあなたの大切な人も守ります。

残念ながら、私たちはお金について学ぶ機会がとても少ないです。でも、お金との付き合い方を知っているかどうかで人生は結構変わります。だからこそ、25歳までには知っておきたい、お金のこと、これから少しずつお伝えしていきたいと思っています。