この1週間ほどの上げは凄すぎる。何があったのか皆目わからない。原因がわからないという意味。自社株買いの威力か。あるいは相変わらずのお上による自国株買いの力なのかな。天井に穴が開いたような勢いである。

天井に穴といえばボヘミアン・ラプソディである。言わずと知れたロックバンドQueenの伝記的映画。大ヒットロングラン中のあれである。ボーカルのフレディが作中で発した台詞「ウェンブリー・スタジアムの天井に穴を開けてやる!」には心震える。実は昨日の昼間にまた観に行ってきた。5回目の鑑賞なのであった。平日の昼15:30からの回。SCREEN5は400ほどの席。どれくらいの率で埋まっていたかというと。なんと、ほぼ100%。つまりほぼ満席。すごい。凄すぎる。ちなみに日本公開初日は2018年の11月9日。3ヶ月以上経っているのに満席なのである。

公開前の評判はすこぶる良くなかったらしい。蓋を開けたらこの騒ぎなのである。客層は老若男女、多岐にわたっているとみえる。これはもう社会現象と言えるほど。この週末にはアカデミー賞の発表がある。なんらかの賞に引っかかったら更なる盛り上がりも見込めるはず。クイーンは偉大なり。

クイーンは数多あるクラシック・ロックのグループの中ではトップ10に入るか入らないかくらいに位置付けられてきた。クイーン大好きな俺からするとそれは不満だった。それが今やっと花開いている。クラシック・ロックの中で今一番売れているのだ。嬉しいことである。

「野外のウェンブリー・スタジアムには天井はないよ」と言われたフレディは返した。「ならば空に穴を開けてやるさ!」と。さて市場に天井はあるのか、青天井なのか。

 

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