本日の日本経済新聞では中小型株への資金流入が目立ってきたと伝えています。今年の前半に大型株を買っていた海外投資家が、成長期待が強く割安な中小型株に資金を移しているためで、日経平均株価が2万円前後に上昇し一段高を見込みにくくなるなか、海外勢はより上昇余地の大きい銘柄に関心を移しており、小型株の値動きを示す東証規模別株価指数の小型をみると、10月末から12月3日までに5%上昇したのに対し大型は2%高にとどまっているとのことです。
そこで今回は中小型株を対象に強気評価が多く上値余地の大きそうな銘柄を取り上げてみました。具体的には強気(強気とやや強気の合計)の評価が8割以上と多く、目標株価コンセンサスが株価を1割以上上回る中小型株をピックアップしてみました。例えば強気評価が9割を超えるミネベア(6479)は、アップル(AAPL)がiPhoneに有機ELパネルを採用しそうといったニュースや、11月のLED(発光ダイオード)バックライト事業の売上高が会社計画を大幅に下回ったと発表したことで株価が大きく下げたこともあって目標コンセンサスが株価を6割以上上回っています。また、アルプス電気(6770)では全員が強気の評価を付け、その数が16人ととても多くなっています。