ボラティリティが高くて怖い。ジェットコースター相場と言われているし。ロンドンも暴動の夏。大変だ。フランスの格下げも言われだしている。やっぱり超弱気相場なのだろうか?普通に考えるとそうなんだけど。俺は逆指標だから。ここから盛り返す何かが起きるに違いない。ってこの論法がここ3回くらい続いているな。

その「盛り返す何か」といえばQE3。アメリカによる量的緩和第三弾だ。QE3が発動されたらダウが跳ね上がるだろうな。そしてアメリカの夏はだらだらと生き延びるのだろう。しかし中国が「QE3は発動するな」とアメリカに電話したらしいね。インフレが助長されるから、と。中国は多発しているらしい暴動を抑えきれなくなるのが怖いのだ。アラブの革命も中国地方都市の暴動もイギリスの暴動も原因はQE2なのだった。アメリカによる量的緩和第二弾、のことね。

アメリカは自国の輸出を増やすことで景気を支えようと考えた。輸出で儲けるにはドルのレートが下がればよい。他国にとってはアメリカ製品が安くなるから買いやすい。売上が伸びる。ということでFRBは大量にドル紙幣を市場に供給した。そしてドルの価値を下げた。だから超円高になっているのだ。

そして大量に供給されたドルは金融会社によって投資につぎ込まれた。その金が世界中の商品市場を暴騰させた。石油が高騰し、穀物が高騰したというわけだ。投機だ。バブルなのだ。そしてアラブの若者が革命を起こさざるをえないほど追い込まれてしまったのだ。食べ物の値段がひどく上がってしまったのだから。

ということなのでQE3が発動された場合、しばらくはいいがすぐに世界は崩壊へ向かうだろう。崩壊がどんなものなのか俺にもちゃんとはわからないが。つまりアメリカ的には行くも地獄戻るも地獄、なのだ。最後の夏を覚えておこう。

8月13日に福島県相馬市 そうま慰霊花火大会で歌います。復興支援ソング「TOMOSHIBI-地震が来たら-」はこちらから

http://www.mukaiyaclub.com/music/tomoshibi/

サンプラザ中野くん数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。

http://spnk.jimdo.com/

※当コラムは執筆者の個人的見解であり、当社の意見を表明するものではありません。