サンプラザ中野だー!

 東京は陽射しもけっこう強いよ。異常気象なんだろうね。っと、「もはや異常ではない」か。

 先日、新潟の長岡に行った。前から入っていた仕事をしにだ。合間を縫って慰問に行こうと計画したが、実現しなかった。残念。でもFM長岡に飛び入りして応援の気持ちは伝えた。「ランナー」をナマで歌ったし。長岡の仕事はJCの依頼だった。青年会議所だ。前の晩にお食事会があった。JCといえば若手社長の集まりだ。地元の話をいろいろ聞けた。その中でもっとも俺の興味をそそった話を書く。それは「小さな虫は宇宙とつながっていた」と副題が付いた小冊子の話だ。

 長岡に酒○無線という会社がある。ここの代表取締役の酒井與喜夫という方が監修している冊子「冬を占う」は、毎年の新潟の積雪量をぴたりと当ててきたのだそうだ。氏は工学博士でもある。別名を「カマキリ博士」という。氏は昆虫のカマキリを観察し続けるうちに、ある発見をしたのだ。それは「カマキリの卵の包みは、最大積雪のちょっと上に産み付けられる」という事実だった。卵の包みは雪に浸かるわけにはいかない。冷えてしまう。また水分で窒息してしまうからだ。しかし高く生みつけた場合、鳥に襲われる危険が増す。つまりぎりぎりの高さをカマキリは知っているということなのだ。調べるうちにその理由が判明した。それは樹木だった。樹木が出す音をカマキリが聞いているのだそうだ。卵は杉の枝などに産み付けられる。毎年そのポイントで独特の音を木が発しているのだそうだ。それは木の中を流れる水の音なのだそうだ。詳しくは省くが、そうして毎年の積雪量を予想してきた。これだけでも凄いが、実はもっと凄い。カマキリは地震を予知していたのだ。

 今年のその冊子が手元にある。16ページほどの冊子だ。そして別紙が挟まっている。その紙にはこう書いてある。「今年こそ皆様に心の準備をしていただこうとこの冊子の印刷に取り掛かりましたところ、予想以上に早く結果が出てしまいました」と。そして冊子の最終ページ「カマキリ博士の部屋」にはこうあるのだ。「結論として小千谷市から長岡市、北は弥彦山辺りまでの区間。地震がありそうです」と。つまりカマキリの生態を通して地震を予知したのだ、この博士は。それは可能性のある断層の上だけ、周りと比べて最大8倍もの高さに卵が産み付けられるからなのだそうだ。

これは株価予想にも使えないのか?

いよいよ日曜日。爆風スランプ復活です。1日だけだけど。