サンプラザ中野だー!

 いよいよ大統領選も盛り上がってきた。それにぶつけて、俺はCDを発売するぞ。その名も「アメリカ君2004」。10月20日発売だ。ネットで買えるぞ。今なら予約が可能だ。俺の1年ぶりのCD。ぜひ買ってくれ。

 このCDはバイクユアーズというバンドとのコラボレーションなのである。バイクユアーズは3人組のファンクバンド。ギター・ドラム・キーボードという変則編成なのだ。ベースパートをキーボードが鍵盤でやってしまうのだ。かなりのテクなのだ。3人とも、あのバークリー音楽学院を出ているのだ。腕は確かなのだ。で去年、この3人のCDをミュージックセキュリティーズという音楽会社の社長に聴かせてもらった。そして気に入ったのだ「アメリカ君」を。そして今回「バイクユアーズとサンプラザ中野」としてCD発売に至ったのである。楽曲もバージョンアップしたのである。で、今週の月曜日にJ-WAVEの番組で、新宿アルタ前の広場でナマで歌った。たいへん楽しかった。3人とのライブセッションは俺を興奮させた。次回は10月30日。夕方から丸ビルのロビーでやるのだ。みんなで見に来るのだ。報道関係者の諸君。大統領選の報道の際にバックで流しておくれ。よろしく頼むよ。

 このミュージックセキュリティーズという会社はまだ上場はしていない。しかしビジネスモデルとして新しいので書かせてもらう。CDの制作費を証券化して販売する会社なのだ。昨日だったか「松○」が「映画の証券化・しかも個人への」を発表して話題になった。これも同じようなビジネスモデルだ。大会社が大資本をバックに大宣伝をかけて大掛かりに物を売る「大量生産・大量消費」の時代が変わっていくということなのだろう。

 変わるといえば音楽配信だ。これも昨日、KD○Iが「着うたフル」と称する新サービスを始めると発表した。大ヒットした「着うた」は、楽曲を丸ごとは取り込めなかった。しかし「フル」では、その名の通りイントロからアウトロまで丸ごと取り込めるのである。つまり楽曲の配信ビジネスなのである。Ap○leがipodで大成功した音楽配信サービスが、いよいよ日本でも解禁だ。これは音楽業界にとってはパンドラの箱だ。消えていく企業・職種もあるかもしれない。でも、アメリカでは音楽配信が始まって音楽業界全体の売り上げが上がった。そう読んだことがある。つまりユーザーに音楽が届きやすくなったということなのだろう。

 俺の歌にも廃盤になってしまったものがある。配信なら復活も容易なはずだ。ぜひ配信してくれ。そのときは「着うた古」(ちゃくうたふる)という名前で頼む。