サンプラザ中野だー!

 俺はこう切り捨てられた気がしたよ。30余年もの間プロ野球ファンをやってきた。かなり熱くやってきた方だ。もちろんあの球団にも俺の払った金は流れたはずだ。その俺を、あの男はこう切り捨てたわけだ。酷い、酷すぎる。たとえて言うなら松本社長が「たかが個人投資家の分際で」と言い放つようなものだ。悲しくも痛い。

 あの男、どこかの殿様気分なのだろう。そこまで築き上げてしまったのだろう。しかしそいつが墓穴堀の始まりなのだろう。高く上がりすぎてしまって、地上の風が読めないのだろう。マリー・アントワネットが言ったそうだ。「ケーキでも食べさせておけば?」。フランス革命の発端となったとされる迷台詞。穀物がなくパンを食べられない窮状を訴える民に対して言い放った言葉とされる。

 「たかが選手の分際で」は「人生色々、会社も色々」発言同様に、日本人の心に火をつけてしまったね。「百姓一揆魂」とでもいうべき日本人の心に、ね。築き上げられ硬直化した組織に立ち向かう民衆の意識。うねりとなって日本中に広まりだしている。

 昨日、嬉しい発言があった。我が阪神タイガースの球団社長が来期の2リーグ制を支持した。そして「セ・パの交流試合」と「ドラフトのウェーバー制」を提言したのだ。偉いぞ阪神!あの男に意見できる球団は阪神しかないだろう。もっと言ってやってくれ。お笑い100万票もついているぞ。

 日本には本当の市民革命が起こっていない。明治維新も最後は密室政治。戦後の民主化も戦勝国がひいたレール。俺はかねてから「インターネット市民革命」を提唱している。最近、個人投資家の取引量が全体の30%に達した。個人の動きが市場全体にインパクトを与えられるようになったのだ。それもインターネットのおかげだ。インターネットの中で意識が醸成され世の中を動かす時代なのだ。これからは「おうちでできる革命」なのだ。だからライ○ドアが野球界に風穴を開けていいのだ。野球界を民主化するのだ。俺達の野球界にするのだ。プロとアマの交流も進めるのだ。協会をひとつにまとめて境界を取り除くのだ。今やらないと野球は終わるのだ。求心力が下がっているのだから。球心力をつけなくちゃ。

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/