サンプラザ中野だー!
突然の合併を発表したオリックスと近鉄。「突然」ではあるが、やはりそうかという感もある。客が入らないのだから、こうなることは当たり前といえば当たり前。しかし「合併」とはびっくりだ。従来は身売りして凌いだものだ。しかし不景気と参加金の高さ(30億円)とW氏の顔色とで、身売りもままならない。このプロ野球の窮状は、ただただW氏のやり方に原因があると思う。
自分のところの球団だけが強くなるように得するようにと色々とやってきた。ドラフトにウエーバー制を導入させなかった。そしてリーグを超えた交流戦を実現させなかった。身売り先に関して、自らのコントロールが効かないと思われる企業・自分のところよりも金を持っていそうな企業を排除した。プロ野球界全体で収入を分配するようなシステムを導入してこなかった。
新聞が売れるだけで良かったのだろうか。自らの首を絞めていることに気づかなかったのだろうか。そして日本プロ野球は衰退し続ける。
日本人が外国のことを知らなかった昭和の時代。国内に敵を作ればゲームが成り立った。東京対大阪という、関が原以来連綿と続く対立構造に訴えればそれで成立した。
国全体のガス抜きができた。しかしみんなが外国を知ってしまった平成時代。より強固な地域性がゲームの成立に求められている。グローバルゆえにローカルへのこだわりが生まれだした。
日曜日に名古屋へ行った。株のセミナーにパネラーとして参加した。名古屋のことを色々聞いた。名古屋はトヨタのおかげで不況知らずだった。まもなく万博があり空港も開かれる。日本の真ん中にして大TOYOTAのお膝元。外国からの観光客・ビジネスマンが成田を選ぶか関空を選ぶか名古屋を選ぶか。
道州制も現実的になってきた昨今、東京一極集中はスポーツの世界にも適さなくなったようだ。
合併を前向きにも考えた。合併で余った選手が解雇される。その選手たちは台湾や韓国に職場を求める。中国の旗揚げしたばかりのプロリーグもある。しばらくすると彼の地の野球レベルが上がる。そして「東アジアプロ野球リーグ」が立ち上がる。オーストラリアも入るかもしれない。いろいろな国で野球が盛んになる。サッカーに次ぐ球技として本格的なワールドカップが開かれる。そのための一歩としての合併なのだ。
来年1リーグ制に成ったとして、わが阪神は何位くらいに成れるのかなー?-----
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