サンプラザ中野だー!
5月29日のことだ。東京都江東区夢の島で「24時間グリーンチャリティリレーマラソンin東京ゆめのしま」があった。これの6時間の部に出場したのだ。ランニング雑誌「クリール(月刊)」のAチームに入れてもらったのだ。ちなみに「クリール(仏語で〔走る〕の意)」では俺の連載もある。「ランナー魂」というタイトルである。イラストも描いている。読んでもらってかまわない、ぞ。
さて今回のリレーマラソンのルールを書く。1チームの人数は24時間が5〜12名。6時間が3〜8名。この編成のメンバーで、一周1.28キロのコースをリレーする。一人が何周走ってもかまわない。最終的に時間内にチームで何周できたかで順位を競う。速い人で固めれば当然上位だ。順位を気にせず、パーティー気分で楽しく走ることもできる。疲れた人は休んでいても良いのだから。
初めて参加したリレーマラソンであったが、想像以上に楽しめた。ご存知の通り、俺は足手纏いの遅速ランナーである。一周走って直ぐにバトンタッチなのである。よってチームメイトの健脚君たちは大変である。シワ寄せが行く。一度に2〜3周がノルマとなる。
おまけに雑誌名を冠したチーム名なので、上位入賞は必須なのである。健脚君たちは頑張った。かなり頑張ってくれた。
「6時間は長いなぁ」なんて最初は思っていた。最初の2時間はあっという間に過ぎた。次の2時間は中だるみ。そしてラスト2時間。「もう終わっちゃう」という思いからか、かなり盛り上がった。
会場の夢の島公園競技場は緑に囲まれていた。空も広かった。フィールドにテントを張ってごろごろした。天気も良く、寝転がって見上げると空に吸い込まれそうだった。その空が夕闇に変わるころ、6時間のゴールがやってきた。我々は2位だった。ずっと3位だったのだが、最後の一時間で逆転できた。「中野を表彰台にあげよう」を合言葉に、チームのみんなが頑張ってくれたおかげだ。ありがとう。生まれて初めて、そして多分最後の表彰台だと思う。速い人だけを並べて上位に行くか。遅い人も入れて愉快に行くか。どちらが感動を味わえるのか。株のポートフォリオ同様、いろいろ楽しめるな、と思った。
サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/