サンプラザ中野だー!

先週の金土日の三日間、芝居に出た。友人の斉藤ゆりちゃんが企画・脚本・主演した「Ring a Bell」である。彼女が東京都葛飾区出身ということで、葛飾にちなんだストーリーなのであった。

俺の役どころは「謎の司会者・デューク葛飾」そして「サングラスをかけた宝蔵院の住職」なのであった。出演者の中では俺が年長。みんな20代から30代半ば。若いエナジーが気持ちの良い芝居だった。

俺はスキンヘッドだ。だからお坊さんの役が来る。以前出た映画でもそうだった。「バトル・ヒーター」という。コタツのお化けが人を食べてしまうという話。今をときめく売れっ子監督・飯田譲治の劇場デビュー作だ。

そもそも俺が始めて頭を剃ったのは1981年。かれこれ23年間も剃り続けている。一番最初は理髪店で剃った。その後はT字剃刀で自ら剃りあげている。当時の剃刀は一枚歯であった。両刃であった。これは大変に危険であった。何度も肉をそいだ。頭皮の、である。頭の怪我というものは大した痛みはない。しかし、やけに血が出る。日々、血だらけであった。その後二枚歯が登場した。やや安全になった。そして三枚歯。かなり安全になった。俺自身の技術の向上ももちろんある。しかし、剃刀メーカーの技術革新には目を見張るものがあった。

先日メールが届いた。開けてみると「ヘッドブレードのご案内」とあった。読んでみた。なんとアメリカで開発されたスキンヘッド専用の剃刀なのであった。形が新しいのであった。T字型ではないのである。「柄」が無いのである。背中に突き出ている角のような部分を中指にはめる。そして手のひらで包み込む。そのまま「いいこ、いいこ」の要領で頭皮を滑らせるのである。色は俺の最も好む黄色と黒。阪神カラーなのであった。俺はすぐさま注文した。

ちなみに2000年のアメリカ誌TIMEで、優秀なデザインとして選ばれたのだそうだ。もう一つちなみに欧米では剃り上げた頭の事を「シェイブド・ヘッド」と呼ぶのだそうだ。スキンヘッドは差別的なのだそうだ。

ヘッドブレードで剃り上げた俺のシェイブドヘッドに要注目だ。慣れないうちは怪我が多い、と注意書きにある。20年前同様、血だるまになるのだろうか?そしてこの製品は日本で需要があるのだろうか?株価と共に気になるところである。

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/