サンプラザ中野だー!
この4月から大阪に行っている。毎週火曜日の朝「おはよう朝日です」に出演しているからだ。この番組のトレンド紹介コーナーで「セグウェイ」に乗ったのだ。
セグウェイを知らない人のためにちょっと解説しよう。これは「未来のスクーター」と呼ばれている。二輪車である。電動である。立ち乗りである。二輪のタイヤは平行に配置されている。タイヤの間にプレートがある。プレートからポールが伸びている。その上部がハンドルとなっている。形は想像できただろうか?そのプレートの上に立って乗るのである。
ここからがポイントである。そのハンドルにはアクセルもブレーキもない。つまりレバーを押したり引いたりして移動する今までの乗り物とは違うということだ。このセグウェイを動かす「命令」は「体重移動」である。
秋田の竿灯祭りを思い出してくれ。竹ざおの先にちょうちんを山ほどつけた竿灯を屈強な男たちが操っている。大した技である。しかし小学校のころ、誰もが竹のホウキで体験した事と技的には差はないのである。つまりホウキが右に傾いたらあなたは右に進んでバランスを保つ。左に進んだら左に進んで同じことをする。時には細かくする。細かければ細かいほど、まるでその場に止まっているかのように見える。この「あなた」あるいは「屈強な男」の役をセグウェイがやってくれているのだ。乗っている「私」は「ホウキ」ということになる。つまり前に傾けばセグウェイは前に進む。後ろに傾けば後ろに進むのである。ちょっと傾けばゆっくりと。それなりに傾けばそれなりのスピードで移動してくれるのである。まるで人間の気持ちを読み取って動いてくれているようである。じつに快い操作感覚なのである。「操作をしている感覚が究極に薄い」乗り物なのである。つまりとても不思議。そして気持ちいい。
アメリカ生まれのセグウェイであるが、日本では公道は走れない。機械としてのブレーキが付いていないからだそうだ。今までの法律にこの乗り物が合わないということである。アメリカは違う。このセグウェイのために法律を変えるのである。あるいは新しく作るのである。すべての州でとはいっていないらしいが。
アメリカは新しい輸出品目としてセグウェイを見ているのだろう。つまり商売になると見ているのだ。ミッキーマウスを長生きさせるために著作権法をどんどん変えていくのと根っこは同じだ。日本の政治家および官僚は自国内で既得権益を守ろうと必死だ。若い商売をつぶす規制となっているのだ。
ところで株価は反転したの?
サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/