サンプラザ中野だー!
いつもの年よりも多くサクラを見ることができた。それはNHK・BSでこの月末に放送予定の「さくら特番」のロケに参加したからだ。静岡と千葉と早稲田に行った。女子高校生のサクラへの想いを起点に、俺自身の青春のサクラを見に行ったのだ。思いのほかしょぼかったり、思っていたよりも素晴らしかったり。記憶の中のサクラは曖昧なのであった。
サクラは「大人の花」だと思う。そして「男の花」だと。サクラの美しさを知るのは大人になってからだ。子供はどうもサクラには反応しないようだ。花の位置が高いからかもしれない。大人はサクラを見るときに、美しさを愛でながら儚さを想う。「あと何回このサクラを観ることができるのだろう?」と。別に病気を患っているわけでもなくとも、だ。花のない時期、サクラは誰にも見向きもされない。その寂しさを自分自身に重ねているのかもしれない。あるいは散り際の見事さに圧倒されるのかもしれない。死を意識させられる花なのだろう。「死」を意識させられるということは「生」を意識させられる。「生」とはすなわち「性」である。
女性は花が好きだ。前々から思っていたのだが、これは花の出すフェロモンに反応しているのではないだろうか。バラなどのフェロモンに女性は反応しやすいということだ。例えば女性にバラの花束をわたすと、瞬間に輝く。男はバラの花束をもらっても輝いたりはしないものだ。
しかしサクラだけは別だ。サクラは男を輝かせる。というか「狂わせる」。サクラの花のフェロモンは男に効くのである。それが証拠に、花見で壊れてしまう男性が如何に多いことか。フェロモンに反応するのは矢張り大人になってからなのだ。だからサクラは男の花で、しかも大人の花なのだと思う。
先日インターネットにこんな記事があった。「ヒトの精子 花の匂いに反応」。人間の精子が、ある種の花の匂いの成分に激しく反応したのだそうだ。花の匂いの成分を垂らすと、動きが活発になる。さらに、その方向に向かって泳ぎだすらしい。確か3大新聞のいずれかのサイトで読んだと思う。俺のサクラ・フェロモン説を裏付ける、重要な記事だといえよう。いずれどこかの会社で開発されると思う。不妊治療あるいはモテモテ媚薬用として。俺はその会社の株は「買い」だと思う。
サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出てきた「爆風スランプ」で活躍。現在新たに「サンプラザ中野とノンスモーカース」を結成準備中。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/