サンプラザ中野だー!
毎日気が気ではない。疲れる株である。「第二のソフトバンクだ!」「相場の希望の星だ」などと言う人もいて、手放すに手放せない。
実は今日の寄り付きで、つい売ってしまった。アメリカの株安と、寄り付き前の売りの多さにビビッタのだ。しかし、寄り付いたとたんに騰がりだした。そして午前中俺はブルーだった。何しろ売値より2万5千円も(瞬間的に)騰がってしまったのだから。
今は13時半。俺の売値より若干下回っている。ちょっとウキウキしている。もう少し下げたら買い戻す気でいる。小賢しい男である。
さて小賢しい俺ではあるが、何か世の中のお役に立とうということで、自然保護のNGOが出している冊子に連載を持つことにした。日本自然保護協会のSippoである。
先日台風が上陸する直前に、半蔵門にある協会のビルにお邪魔した。「ジュゴン」についてレクチャーを受けにいったのだ。
ジュゴンは人魚伝説のもととなった動物といわれている。海の哺乳類である。草しか食べないのだそうだ。ジュゴンも餌となる草も、過去に陸に上がったことがあるそうだ。特に草は「海草(うみくさ)」といい、「海藻(かいそう)」とは区別される。(昆布などの海藻は海の中にずっといたのである)。
ジュゴンは沖縄にいる。知っている人はまだ少ないと思う。絶滅したと思われていたが、米軍普天間基地のキャンプシュワブ沖移転計画のおかげで発見された。日本の防衛施設庁が移転予定地を空撮したところ、ジュゴンが泳いでいるのがたまたま映ってしまったのだ。
ジュゴンの餌の海草が、移転予定地の海底に茂っているのだそうだ。しかも沖縄でも唯一と言ってよい餌場なのだそうだ。
その餌場の海のほぼ真上に、2500メートルの滑走路を持つ海上空港を作ろうという計画。これを止めなければ、沖縄のジュゴンは絶滅してしまうのだそうだ。何しろ現在でもせいぜい50頭しかいないとされているのだから。
でも問題は、そこでジュゴンが餌を食んでいるのが、確認されていないことなのだ。何とか食事をしている瞬間の写真が取れれば、それだけで状況はひっくり返ると言われているのに。
そこで日本自然保護協会は、何とかジュゴンの食事を「突撃、隣の晩御飯」の様に写真に収めたいと動いている。小さな気球で空から撮ろうとしている。またボランティア・ダイバーを沖縄に派遣したいと思っている。
気の向いた貴方、日本自然保護協会にアクセスしてみてくれ。
ジュゴンはなかなか可愛いぞ。
http://www.nacsj.or.jp
サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出てきた「爆風スランプ」で活躍。現在はパッパラー河合と共に「スーパースランプ」として活動中。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/