やられたー。サンプラザ中野だー!
先週の株式ロックンロールを読んでくれたか?俺が急騰株を買ってしまい、マネックス・スピードにかじりついている、という内容のやつだ。今考えると俺の頭の中は、やはり「熱狂イケイケの状態」になっていた。これっぽっちも冷静ではなかった。
水曜日の前場、俺が買った値段の2.5倍に達した直後、そいつは暴落を始めた。つまり先週の木曜日のマネックス・メールが配信された頃、俺は真っ暗な深い穴を落ちていっている最中だった。その穴はその日も「底なし」だった。(連続ストップ安で、大きく売り物が残っていた)。
つまり騰がるだけ騰がった株が、はしごを外されてスルスルと落ちていったのだ・・。嗚呼、売ればよかった天井で!(それは強欲である)。
2,000株のうち半分は売った。買った値段の1.5倍で。2.5倍までいったことを考えると、非常に損した気分だ。しかしよく考えると益は出ている。
問題はもう1,000株だ。まだ持っている。もう一相場あるのでは、と元証券マンの友人が囁く。「今宝くじで3億円当たったら、2億は株につぎ込みます。その内の2,000万円はこの株に」と。
そうまで言われては手放せない。人のせいにするわけではないが、俺も持っていたい。買った値段より下がっても、ネタになる。そしてワクワクさせてくれるからね。(こんな気持ちでやっているから、派手に動く株しか買えないのだ)。
しかし株は面白い。恐ろしいけど面白い。次にこの手の株に当たったとき、俺は冷静でいられるのだろうか?それは大人になったということか?あるいは上達したということか?未来の自分をとりあえず応援しておこう。
さて、懸案の「函館空港・超ラッキー事件」の顛末を書く。
先週までのあらすじ。
6月30日の夕刻、東京に帰るべく中野は函館空港にいた。全日空の東京便に一番で乗り込もうと、搭乗ゲートの一番前で「今か今か」と待っていた。
搭乗ゲートが開くのを待ち構えていた俺の前に、はっぴ姿の職員がのぼりを片手にやってきた。約五名。そして手にした金を打ち振りながら、こう叫んだのだ。
「おめでとうございます!一機丸ごと1万円キャッシュバック、当選でございます!!」「東京行き、当選でございます」。
俺は自分がサンプラザ中野であることも忘れて、飛び跳ねた。「ばんさい、ばんざい。一万円、一万円、いちまんえーーん!!」と。
以下次号
サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出てきた「爆風スランプ」で活躍。現在はパッパラー河合と共に「スーパースランプ」として活動中。
自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.kk.iij4u.or.jp/~sunplaza/