サンプラザ中野だー。今回はなぜ私が株にはまったかを書くのだ。みんな読むのだー。「スーパートレーダーへの道」の連載が始まったのは1999年の10月。某インターネット雑誌の創刊号であった。ちなみにこの「10月」とは、いうまでもなくオンライン・トレードの手数料が自由化された、記念すべき10月なのである。
「中野さんのオンライン・トレードの日々を、日記風に連載していただきたい」そんな依頼にほいほい乗って、私の株主生活はスタートした。何しろ株とは縁遠い生活を送っていたので、右も左もわからない。「約定」など基本用語の読み方から教えていただく。某証券会社の方にわざわざ事務所に来ていただいて、口座の開設も手取り足取り。そして50万円を振り込んで、あれよあれよと準備は整ったのである。
「では、何か買ってみてください」
編集者からの指令に俺の心臓は爆発寸前。某社のバーチャル・トレーディングで腕試しはしていた。しかしいざ本物を取引するとなると‥‥。私は100円の株を2000株買うことにした。全部で20万円。元手は50万なのだから、ちょっと試してみる分にはちょうどよい金額だと思った。探してみると98円の株があった。○○プレハブ。これに決めた。
株式コードを入れ、株数を打ち込み、何度かOKボタンをプッシュした。そして最後に暗証番号を入力して送信。約定を待った。しばらくして画面を見ると1000株約定していた。また見ると1000株約定していた。三度見るとまた1000株約定していた。4度目にもまた1000株約定していた。株価のほうを見てみると、ずいぶん高くなっていた。「俺は天才か?」「買ったとたんに株価が上がりだしたぞ!」
一瞬、有頂天になった。すぐその後に、地獄が待っていた。
また見ると1000株約定していた。なんと、結局2万株約定してしまったのであった。そうなのだ、2000じゃなく、20000と打ち込んでいたのである。しかも「成り行き」で・・・・。
大きく予算をはみ出した分、160万円を急遽振り込んだ。そして株はすべて売却した。またもや「成り行き」で・・。かくしていきなり25万円ほどの赤字を抱えてしまったのであった。そして、株にはまっていった、というのが嘘のような本当の話なのである。
サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出てきた「爆風スランプ」で活躍。現在はパッパラー河合と共に「スーパースランプ」として活動中。音楽活動だけでなく、テレビ、バイク、パソコンでのオンライントレード、など多彩な活動を繰り広げている。
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