【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 51,267.90  △90.94 (10/5)
NASDAQ: 27,477.31  △286.45 (10/5)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って上昇しました。エヌビディア[NVDA]が最高値を更新するなど大型ハイテク株が相場を牽引しナスダック総合株価指数も最高値を更新しました。

ダウ平均は22ドル高の51,199ドルでこの日の高値をつけました。寄付き直後に下落し、日本時間22時55分に314ドル安の50,862ドルでこの日の安値をつけました。その後、再び上昇に転じ堅調な推移が続いた結果、日本時間4時19分に227ドル高の51,404ドルでこの日の高値をつけました。以降はやや上昇幅を縮小したものの最終的に90ドル高の51,267ドルでこの日の取引を終え3日続伸となりました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は286ポイント高の27,477ポイントで4日続伸、S&P500株価指数は51ポイント高の7,773ポイントで3日続伸となりました。

2.経済指標等

9月のISM製造業景気指数は54.9となり市場予想(55.0)をわずかに下回りました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち10業種が上昇、1業種が下落となりました。素材が1.2%高、コミュニケーション・サービスが1.1%高、エネルギーが0.9%高となりました。一方で不動産が0.4%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中17銘柄が上昇しました。ビザ[V]が2.5%高、エヌビディアが2.1%高、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が1.8%高となりました。一方で、1銘柄が横ばい、12銘柄が下落し、メルク[MRK]が3.3%安、セールスフォース[CRM]が2.1%安、ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]が1.2%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、産業用ソフトウエア企業のピー・ティー・シー[PTC]はフランスの電力設備メーカーのシュナイダーエレクトリックが同社を買収することで合意したことをうけて33.5%高となりました。また、航空宇宙・宇宙技術会社のスペースX[SPCX]はアナリストの投資判断が引き上げられたほか、天然ガスパイプライン計画が明らかとなり7.6%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.03%高い5.30%となりました。また、ドル円相場は157円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

大型ハイテク株が相場を牽引し米国主要3指数は揃って上昇しました。ナスダック総合株価指数は最高値を更新したほか、S&P500株価指数も最高値に迫る勢いとなっています。ただ、フランスでの財政不安やスペインでの総選挙から世界的な財政・政治への不透明感が金利高を招き米国債の10年債利回りは2002年以来の高水準となりました。
夜間の日経平均先物は90円高の70,180円で取引を終えています。米国市場の好調の流れや、昨日約3ヶ月ぶりに日経平均が一時70,000円に到達した流れをうけて本日も買いが優勢となりそうです。ただ、材料不足から大きな変化は起きにくいスタートとなりそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)